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気象 | 天文

太陽系探訪 | 銀河系探訪 | 宇宙探訪


太陽系探訪

水星 金星 火星 火星の衛星 火星表面の高解像度画像 小惑星 ペルセウス座流星群


 

水星/ Mercury(マーキュリー)


NASAの水星探査機メッセンジャーによって2009年に撮影された水星。
水星最接近から90分後、約2万7000Kmの距離から撮影。中央からやや下寄りに、カイパー(Kuiper)クレーターが見られる。



(いずれもメッセンジャーによる撮影)

太陽系の第1番惑星。太陽に一番近い惑星。地球や火星・金星のような固い地面を持つ惑星なので「地球型惑星」と言われるが、太陽系の惑星の中では最も小さい。



水星と地球の比較(同縮尺)。
上はハッブル宇宙望遠鏡撮影による水星。


◆太陽からの平均距離 0.3871 AU(天文単位。※太陽から地球までの平均距離を1とした単位)

◆平均公転半径(太陽の周囲を回る軌道の平均半径) 5,791万Km

◆近日点距離(太陽に最も近い時の太陽からの距離) 0.3075 AU

◆遠日点距離(太陽から最も遠い時の太陽からの距離) 0.4667 AU

◆公転周期(太陽の周囲を回る時間→地球時間換算) 87日 23.3時間

◆衛星の数  なし

◆赤道面での直径 約4,879km

◆自転周期 58日15時間30分

◆大気(※ごく微量)の成分 酸素42%/ナトリウム29%/水素22%/ヘリウム6%/カリウム0.5%

◆表面の平均温度 +179℃

◆温度変化(年較差) −183℃ 〜+427℃


1992年のレーダー観測により、水星の北極部分に水の氷の存在が判明。

(水星の北極付近)

彗星の衝突もしくは水星内部からの水分放出で生まれた水が、太陽光が当たらない極地方のクレーターの底に残されて凍結したものと推定。

明け方直前や日没直後に、地平線の近くにポツンと見えるだけだから観測は非常に難しい。

NASAが2004年に打ち上げた水星探査機メッセンジャーは、水星付近の高温に耐えられるよう、耐熱セラミック繊維で防護されている。2011年には完全に水星周回軌道に乗り、より詳細な観測・探査を行うという。





メッセンジャーによる水星表面の撮影。
月の「海」に相当するものはないが、クレーターは多く、かつて火山活動があった形跡もある。

また、核(コア)は鉄やケイ素で構成された液体状金属核である事が判明しており、水星磁場存在の原因と考えられている。また、水星には地球の地殻・マントル層に相当するものは存在していない事がわかっている。

[一世]

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金星/Venus(ヴィーナス)





紫外線による金星(パイオニア・ヴィーナス1号撮影/1979年2月26日)。
厚い雲に覆われている。



ハッブル宇宙望遠鏡によるデータ撮影画像。
雲の下の金星表面。


太陽系の第2番惑星。太陽にニ番目に近い「地球型惑星」で、太陽系惑星中最も真円に近い軌道で太陽の回りを廻っている。「宵の明星」「明けの明星」などで親しまれ、全天で最も明るく輝く星である。望遠鏡で観測すると地球に近づくほど欠けてしまう。
大きさは地球とほとんど変わらないが、環境は余りにも相違している。


◆太陽からの平均距離 0.72333199 AU(天文単位。※太陽から地球までの平均距離を1とした単位)

◆平均公転半径(太陽の周囲を回る軌道の平均半径) 1億820万8,930Km

◆近日点距離(太陽に最も近い時の太陽からの距離) 0.718 AU

◆遠日点距離(太陽から最も遠い時の太陽からの距離) 0.728 AU

◆公転周期(太陽の周囲を回る時間→地球時間換算) 224日16.8時間

◆衛星の数  なし

◆赤道面での直径 約1万2103.6km

◆自転周期 約243日

◆大気(90気圧)の成分 二酸化炭素96.5%/窒素3.5%/二酸化硫黄0.015%/水蒸気0.002%/一酸化炭素0.0017%/アルゴン0.007%/ヘリウム0.0012%/ネオン0.0007%/ ごく微量の塩化水素・フッ化水素・硫化カルボニルを含有。

◆表面の平均温度 +464℃

◆温度変化(年較差) +400〜500℃



1975年10月22日、旧ソ連の金星探査機ベネラ9号が撮影した金星表面。
ベネラ9号は軟着陸して画像データを送信し続け、400℃の超高温のため数10分後に通信途絶した。


ベネラ9号の画像からでは想像も出来ないが、大気圧はとんでもない高さ。
地表で約90気圧。地球での水深900メートルと同じだから、とてもじゃないが人間には耐えられない気圧である。宇宙船から外に出た瞬間に目ン玉は陥没し、肺はぺちゃんこになるだろう。(それよりまず、宇宙船のドアが開けられない)

…仮に宇宙服で気圧に耐えられたとしても、金星の気温がまたハンパではない。

大量の二酸化炭素による温室効果で、地表温度の平均で464℃、高い所では500℃以上に達する灼熱地獄。1秒でトーストが焼け、3秒後に「炭」になる環境である。

太陽に近い水星の表面温度よりも金星のほうが高温なのは、この気違いじみた気圧と温室効果が原因らしい。

水星も無茶苦茶暑いが、金星ははるかにその上を行く。

この環境条件で生物が生きて行けるかどうか。…考えるまでも無いであろう。

金星は水星と比較して、太陽からの距離が倍、太陽光の照射は水星の75%。しかし温室効果は水星以上に金星の環境を苛酷なものにしてしまった訳だ。

金星の自転は非常に遅く、自転と公転の回転方向が逆なので、金星の1日は地球時間で117日に相当する。昼夜が117日続く訳だが、熱による対流と大気の慣性運動のため、昼でも夜でも気温にたいした差はない。夜は少しは涼しくなると思ったら、そうはイカソーメンなのである。


さらに、大気の上層部の風が4日(地球時間)で金星を一周していることが、金星全体へ熱を分散するメカニズムとなっている。地獄の環境を維持するメカニズムは理想的である。

雲の最上部は時速350Kmもの超強風。宇宙遊泳どころか、宇宙服ごと首や手足をもぎ取られる。

地表では時速数Kmのそよ風が吹く程度だが、金星の「そよ風」をナメたらいかんのだ。
大気圧が異常に高いため、地球より風のダメージは強くなる。さらに400℃以上の環境。吹かれたら黒コゲ間違いなしの超高温の「そよ風」である。

金星全体を覆うブ厚い雲は、二酸化イオウが主成分であり、雲の中では濃硫酸の雨が吹き荒れている。雨は地表に届く前に蒸発してしまい、再び雲になる。まるで地獄の循環である。

そのような凄まじい雲の頂上部分の温度は、バナナで釘が打てるマイナス42℃だというんだから、責任者を殴り倒したくなるようなフザケまくった環境なのである。

 

【レーダー観測データによる金星表面画像】

※高低差は8倍に強調。
実際はもっとなだらか。










[一世]

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火星/Mars(マルス/マーズ)

1980年2月22日・バイキング1号撮影



寒冷期の火星


2007年12月の火星

太陽系第4惑星。太陽系では地球より(約1.5倍)外側を公転するため「外惑星」と分類される。(金星・水星は地球より内側を公転するので内惑星と呼ばれる)

地球のような固い大地を持つ地球型惑星。低温で乾燥した環境である。

2006年8月24日の国際天文連合(IAU)総会において惑星の定義が改訂され冥王星が【惑星】から別のカテゴリーに分類されてからは、太陽系では最も遠い位置を公転する地球型惑星となった。

◆平均公転半径(太陽の周囲を回る軌道の平均半径) 2億2,793万6,640km

◆近日点距離(太陽に最も近い時の太陽からの距離) 1.381 AU

◆遠日点距離(太陽から最も遠い時の太陽からの距離) 1.666 AU

◆公転周期(太陽の周囲を回る時間→地球時間換算) 約687日

◆衛星の数  2

◆赤道面での直径 6千794.4km

◆自転周期 24時間39分35.244秒(1.026日)

◆大気圧 地球の1%以下

◆大気(地球の0.75%)の成分
二酸化炭素95.32%/窒素2.7%/アルゴン1.6%/酸素0.13%/一酸化炭素0.07%/水蒸気0.03%/ネオン・クリプトン・キセノン・オゾン 各微量

◆表面の平均温度 −43℃

◆温度変化(年較差) 
最低−130℃ 〜 最高+15℃

地表に酸化鉄(赤さび)が大量に含まれているため火星は赤く見える。
直径は地球の約半分しかなく、表面重力は地球の約40%。

火星の自転時間は地球に近く、約24時間39分である。火星の1日は「1火星太陽日/単位表記は1sol」と表記される場合がある。

金星のような灼熱の星ではない為、生物が存在した可能性などが指摘され、度重なる観測によって水や運河の存在も明らかになっている。反面まだまだ謎が多く、有人探査計画に関しては慎重に研究が続けられている。


火星の北極の雲。
水分の存在する証拠である。


氷をたたえたクレーター。
常温であれば湖かも知れない。


クレーターと巨大な断崖絶壁。
地球より変化に富んだ環境も存在する。


【火星のオリンパス山】
火星には、太陽系最大の火山、オリンパス火山がある。高さ2万5,000m、山麓直径は600Kmに及ぶ。


オリンパス山


オリンパス山(中央やや左の白い点)を俯瞰した火星全体像。
いかに巨大な火山か判ろうというものだ。
大噴火すれば地球の望遠鏡からでも撮影出来るだろう。

【探査機による火星表面】


(手前に見えるのは探査機の一部分)


火星表面から撮影された「日の入り」。
大気が極めて薄いため夕焼けにはならない。

[一世]

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【火星の2つの衛星/フォボスとダイモス】

1877年8月18日、米国の海軍天文台の天文学者アサフ・ホール(Hall,Asaph 1829年〜1907年)によって、ダイモスと共に発見された。


火星の衛星の発見者、アサフ・ホール

命名はギリシア神話の神「フォボス」「ダイモス」に由来。

火星軌道とと木星軌道の間にある小惑星帯(アステロイド・ベルト)に最も多い小惑星の組成…炭素系コンドライト隕石質に非常に近いため、いずれも火星の重力に捕捉された小惑星だと考えられている。
密度が非常に小さい事から、氷と岩石の混合物と推定。

フォボスは長径27km/短径18km、ダイモスは長径15km/短径10km。
火星を周回する公転周期は、フォボスが7.7時間、ダイモスは30.4時間。いずれも、常に火星に対して同じ面を向けている。(地球から見た月と同じ)

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★フォボス/Phobos


フォボスの最新カラー画像。
見かけはジャガイモの“ダンシャク”に酷似。


フォボスの大クレーター「スティックニー・クレーター」

フォボスには峰(ケプラー・ドルスム)がひとつ、大小クレーターが十数個、無数の溝が確認されている。
最大のクレーターは直径10km(画像参照)。発見者ホール夫人アンジェリンの旧姓スティックニーに因み、スティックニー・クレーターと命名されている。

フォボスの火星公転軌道は、もう一つの火星衛星・ダイモスより内側。火星表面から6,000km以内の軌道を回っている。軌道が火星の静止軌道より内側にあるため、公転速度は火星の自転速度よりも速い。

火星表面から見ると、フォボスは1日に2回、西から上って速いスピードで空を横切って東へ沈んで行くように見える。
ただし、火星表面に近いため、火星のどこからでも観測出来るとは限らない。火星の赤道付近からは、地球から見た月の場合の3分の1くらいの大きさに見えるが、赤道から離れるほど小さく見え、極付近からは火星の地平線に沈んだまま見える事はない。

また、火星の自転より早く公転しているので、火星の潮汐力によって100年ごとに1.8m火星に引きつけられ、5,000万年以内に火星の表面に激突するか、破壊されて土星の「環」のようになると予想されている。


★ダイモス/Deimos


フォボスよりはるかに外側を公転し、フォボスより小さい。
外観はメイクイーン(ジャガイモ)に酷似。

火星から見た静止軌道のわずかに外側を回るため、フォボスとは逆にダイモスはゆっくりと火星から遠ざかっている。火星表面から見たダイモスは東からゆっくりと上る。公転周期は約30時間だが、2.7日かけて西の地平線に沈み、約5.4日後に再び東から上る。このスローな動きは、ダイモスの公転が火星の自転から少しずつ遅れているため。
火星から見たダイモスの大きさは、地球から見た金星(宵の明星)を2〜3大きくした程度である。

《公式発見以前にあった火星の衛星数の予測》

アサフ・ホールによる1877年の火星衛星発見より約150年前から、火星には衛星が2個存在する…という推測がなされていた。(ただし、公式の天文学説ではない)

1726年出版のジョナサン・スウィフト著『ガリヴァー旅行記』、1752年出版のヴォルテール著『ミクロメガス』には、火星に2つの衛星が存在するという記述がある。

『ガリヴァー』での記述内容では、実際のフォボスとダイモスに近似した軌道を持つとされている。

ケプラーの法則や、地球の衛星が1、すでにガリレオによって確認されていた木星の衛星が4である事から、地球と木星の間を公転する火星の衛星を2とすれば、地球:火星:木星 = 1:2:4の倍数比率になる…と考えられたためだと推定されている。

ダイモスの2つのクレーターに「スウィフト」と「ヴォルテール」という名前が付けられているのは、いずれも正式発見よりも前に火星の衛星数を正確に推測していた事に由来している。

[一世]

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火星表面の高解像度画像

【人面岩???】

1976年7月25日、NASAのバイキング1号が撮影した火星のサイドニア(シドニア)地域を撮影画像の中にある、長さ3km、幅1.5kmに及ぶ巨大な岩山。

光と影の具合により、岩山が偶然人の顔のように見える(シミュラクラ現象に近い)事から、「火星の人面岩」として話題になった。

もちろん、実際は人面とは程遠いものであり、NASAの火星探索機マーズ・グローバル・サーベイヤーによる高解像度撮影によって、実際の岩山が“人面”とは掛け離れた自然岩山でしかない事が明らかにされた。

マーズ・グローバル・サーベイヤーによる高解像度撮影。
人面にはほど遠い。
目をぼかして見ると人面に見えなくもないが‥

2003年12月に火星の周回軌道に載ったESAの火星探査機マーズ・エキスプレスによる人面岩。
デジタル処理によって3次元イメージ化されている。

この火星“人面岩”騒ぎで、一部の擬似科学信奉者たちが「かつて火星に高度な文明が存在した」だの「他にも人口建造物がある」だのと騒ぎ立て、「NASAは真相を隠蔽している」という珍説まで登場するに至っては正統派の科学者・天文学者達が苦笑を通り越して阿呆らしくなるのは無理からぬ話だった。
すべては、バイキング1号以降の火星探査機の画像解像度が精密になるに従って鎮静化したのは当然の成り行きであった。

バイキング1号の画像(1976年)



マーズ・エキスプレスによるほぼ同じ地域の画像(2003年)。
画像精度が向上すればする程、天然地形しか存在しない事が明白になる訳だ。


【“水”の存在】




マリネリス渓谷カンドール・カズマ地区。
マーズ・リコネッサンス・オービターによる2006年12月の高解像度撮影画像。
うっすらと白い尾根状地形が見える。
白色は地中に含まれる水の作用によるものと推定。



火星に存在する断崖。滲み出た水分を示唆する部分が撮影されている。



大クレーター(直径100km/深さ800m)。白い部分は氷。



火星表面のなだれ現象。雪や砂塵までが確認されている。

火星は低温で乾燥した惑星だが豊富な水分を持っており、温暖化したと仮定すると生命体の生存に充分対応出来る環境になるのではないかと予測されている。


【火星の自然環境】

火星の砂粒子は地球のそれより細かい。しかも酸化鉄を含む組成であるから、直接触ったら火傷する可能性を指摘する学者も居る。そんな火星では、地球人類がひと呼吸しただけで肺が一発でやられるだろう。
しかも、粒子が細かいため砂塵旋風が頻発している。



凍結した表面に起こった巨大な塵旋風(灰色の煙のような部分)。
凍結地域ではなく砂地域だったら大変な事になる。
(下の画像参照)


大砂塵嵐。
極冠のように見える巨大な白っぽい部分が大砂塵嵐。
地球のハリケーンを上回る規模。

一見簡単に計画できそうな火星の有人探査計画が、実はいかに難問山積みであるか、お分かり頂けたであろうか。月の有人探査とは訳が違う。クリアしなければならない問題の“種類”が違うのである。

[一世]

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小惑星 / Asteroids(アステロイズ)

火星と木星の間の小惑星帯(アステロイド・ベルト)に無数に存在する小天体。大きさは数メートルから数百Kmで大小様々。おそらくは握りこぶし程度の岩石も存在すると思われる。

1801年1月1日に最初の小惑星が発見され、以後は大きいものだけでも約1万個以上が確認されているが、数km以下の小惑星も含めればその数は数百万を超えると推定されている。

構成物質は鉄や石が多く、氷と石の混合物も確認されている。小惑星の中には惑星軌道を横切るものもあり、地球にニアミスや衝突の可能性もあり、専門の監視システムが確立されている。

【小惑星帯の平均値】

◆太陽からの平均距離 3億km〜4億5千万km

◆半径  数m〜数百km

◆公転周期  様々

◆自転周期  様々

◆表面温度  様々

◆衛星の数  ほとんどの場合は単独だが、衛星を持つ小惑星(例・アイダ/ユージェニア)も存在する。また、連星系(例・アンティオーペ)小惑星も確認されている。

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★セレス/Ceres


小惑星番号 1 / 発見日 1801年1月1日 / 発見者 ジュゼッペ・ピアッツィ / 公転周期 4.6年 / 長短径 959.2 * 932.6km / 平均直径 952.4km/ 自転周期 9.075時間

小惑星の中で最大の大きさであり、史上最初に発見された事で小惑星番号1番となった。
2006年の惑星定義で冥王星とその衛星(連星)カロン、21世紀になって冥王星の外側に発見された小天体(エリス、クワオアー、マケマケ、ハウメア)とともに「準惑星」に正式分類された。
また、微量ながら大気を持つ事も判明している。



セレス(左)と月の実尺比較。



セレスと地球はこれだけ違う。

 


★パラス/Pallas

小惑星番号 2 / 発見年 1802年3月28日 / 発見者 オルバース / 平均直径 523km / 公転周期 4.62年 / 自転周期 7.8132時間

小惑星帯では中央の軌道を回り、セレスに次いで大きい。将来的に準惑星に分類される可能性がある。ハッブル宇宙望遠鏡による撮影で、なだらかな八面体に近い形状が判明。


★ヴェスタ/Vesta


小惑星番号 4 / 平均直径 510km / 発見者 オルバース / 発見年 1802年

小惑星中、3番目の大きさ。小惑星では最も明るいため天候条件さえよければ肉眼でも探す事が出来る。玄武岩と推定される物質が表面に存在する。ハッブル宇宙望遠鏡による画像を分析して直径410kmの巨大クレーターの存在が判明している。


★ユージェニア/Eugenia


衛星を持つ小惑星。
小惑星番号 45 / 平均直径 214km / 発見者 ゴールドシュミット / 発見年 1857年


★アンティオーペ/Antiope


小惑星番号 90 / 平均直径 200km / 発見者 ルーサー / 発見年 1866年

連星系小惑星。(2000年のケック天文台『ケック2』の観測により、連星系である事を確認。


★クレオパトラ/Kleopatra


連星系小惑星。
小惑星番号 216 / 平均直径 不明 / 発見者 パリサ / 発見年 1880年


★アイダ/Ida


衛星(ダクティル)を持つ小惑星。
小惑星番号 243 / 平均直径 40km / 発見者 クフナー / 発見年 18世紀後半

1993年8月28日、木星探査機ガリレオによる接近・観測により、アイダもダクティルも表面多くのクレーターが存在する事や、アイダとダクティルの構成物質が異なる事が判明している。


★マチルド/Mathilde


密度の小さい小惑星
小惑星番号 253 / 平均直径 60km / 発見者 レベウフ / 発見年 1893年

NEAR探査機の観測により、質量・密度が非常に小さい事が判明。表面には30kmを超えるクレーターが存在。


★エロス/Eros


小惑星番号 433 / 平均直径 35km / 発見者 ウィット / 発見年 1898年

探査機が初めて着陸した小惑星であり、地球へ接近する小惑星として知られている。 NEAR探査機による詳細な観測データにより、多くのクレーターの存在や構成する物質・密度も判明している。

2000年4月26日、小惑星「エロス」を周回探査中の小惑星探査機「NEAR シューメーカー」がエロス上空50kmから撮影した画像。
表面に四角いクレーターがある。
一般的なクレーターは円形であり、四角形は珍しい。元々円形だったクレーターがエロス表面の裂け目の影響で変則的な形状になったと推定されている。

 

★ガスプラ/Gaspra


小惑星番号 951 / 平均直径 15km / 発見者 ネウイミン / 発見年 1916年

惑星探査機が観測した最初の小惑星。ガスプラを詳細に観測を行ったのは木星探査機ガリレオである。 1991年10月29日、木星探査機ガリレオはガスプラから1600kmまで接近して画像撮影を行った。 表面には隕石の衝突によるクレーターが多く存在する。


★トータティス/Toutatis


小惑星番号 4179 / 平均直径 2km / 発見者 ポラス / 発見年 1989年

太陽系では珍しく、不規則な回転をする小惑星。過去に多くの小惑星衝突があった事による不規則回転と推定。トータティスの表面からは日没はてんでバラバラの時刻と方角におこる。
火星軌道と木星軌道の間から地球軌道の内側まで楕円軌道を描いて公転しているため、地球に定期的にニアミスする危ない小惑星でもある。これはトータティスの公転周期が木星と3対1の共鳴関係になっている事や、軌道傾斜角が小さく公転周期が地球のほぼ4倍である事…などの条件によるためである。

現在までで地球に最も接近した時の距離は約90万kmで、これは地球から月までの平均距離の2.3倍であるから、宇宙的スケールから見たら地球をカスるかカスらないかの距離を通過した事になる。
2004年9月29日には156万km、2008年11月9日には752万kmまで接近。


★カスタリア/Castaria


小惑星番号 4769 / 平均直径 1.8km / 発見者 エリナー・ヘリン / 発見年 1989年8月9日
トータティス同様、地球軌道付近を交差する小惑星として知られ、地球衝突シミュレーションによく使われる。これも厄介な小惑星。

★アンネフランク/Annefrank


小惑星番号 5535 / 平均直径 8km / 発見者 アイクマン / 発見年 1942年
太陽光をあまり反射しない不規則な形をした小惑星。画像はスターダスト彗星探査機がフライバイした時の撮影。
「アンネの日記」の著者 に由来する命名。


★ブライユ/Braille


小惑星番号 9969 / 平均直径 2.2km / 発見者 ヘリンとローレンス /発見年 1992年5月27日
画像は、1999年7月29日にNASAの宇宙探査機ディープスペース1号がブライユの26kmまで近づいて観測・撮影したもの。
『点字』の発案者フランスのブライユにちなんだ命名。


★イトカワ/Itokawa


小惑星番号 25143 / 発見年 1998年9月26日 / 発見者 米マサチューセッツ工科大学リンカーン研究所・地球近傍小惑星探査チーム(LINEAR) / 公転周期 1.52年 / 直径 330m / 自転周期 12.132時間 / 表面温度 平均190℃

地球近傍小惑星(地球に近接する軌道を持つ小惑星)。
日本の小惑星探査機(工学実験宇宙機)はやぶさ の探査対象となったことから、宇宙科学研究所(当時)の要望により日本のロケット開発の父・糸川英夫博士(1912年〜1999年)の名前が付けられた。

糸川博士は、第二次大戦中に中島飛行機製作所の技師として、九七式戦闘機(1941年)、一式戦闘機 「隼」(はやぶさ/1942年)、二式単座戦闘機 「鍾馗」(しょうき/1943年)等の陸軍戦闘機の開発に従事した。

小惑星探査機はやぶさによって探査された小惑星イトカワの命名は、糸川博士が大戦中に隼(はやぶさ)開発に携わった事と、戦後にロケット開発に奔走した事の二つのイメージから来る由来であろう。
特に「はやぶさ」イコール糸川博士のイメージは、古参の航空関係者にとっては戦後60年を経過しても今だに強いのである。

[一世]

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ペルセウス座流星群



地球から見てペルセウス座γ(ガンマ)星付近を放射点として出現する事から、ペルセウス座γ流星群とも呼ばれている。

◆出現時期/7月20日頃から約1ヶ月間

◆極大期/8月13日前後

◆母天体/スイフト・タットル彗星【※】

※1862年に米国の二人の天文学者スイフト(Swift,Lewis A 1820年〜1913年)とタットル(Tuttle,Horace Parnell 1837年〜1923年)によってそれぞれ独立して発見。


◆最古の観測記録/西暦36年


133年周期で太陽を周回するスイフト・タットル彗星が軌道上に残した塵(ちり)が、地球の引力に引き込まれるのが原因であり、スイフト・タットル彗星軌道付近を地球が通過する7〜8月に流星群となって地球から観測され、軌道を完全にクロスする8月12〜13日頃が最盛期となる。



スイフト・タットル彗星。この彗星の尾が軌道上に残した塵がペルセウス座流星群の原因となる。

『しぶんぎ座流星群』、『ふたご座流星群』とともに年間三大流星群の1つであり、夏の風物詩として天体ファンを魅了している。


北東の星座表(資料/東京天文台)。北東の空に観測されやすい。


星座表に対応する北東の夜空

タイミングがよければ、1分間に1〜2個観測出来る。

流星と富士山。この時期に富士山に登山すると凄絶な流星観測を体験出来るかもしれない。

昴(すばる=プレアデス星団)の下に観測された流星。昴を目印に観測するのもひとつの方法。

流星痕が大きい為に観測は容易である。流星痕をともなった夜景のシャッターチャンスは難しいが、ペルセウス座流星群の場合は出現数が多いので被写対象に最適である。

[一世(issei)]

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